
生体内の損傷した組織の修復を遠く離れた組織が制御する仕組みの一端を、ショウジョウバエ幼虫の上皮組織を用いて解明したと、東京大の三浦正幸教授らの研究グループが米科学アカデミー紀要で発表した。
損傷した組織の修復は生体の恒常性維持に重要だが、これまでは傷害を受けた組織そのものに着目した研究がほとんどで、周囲の組織によるサポートはあまり研究されていなかった。
ショウジョウバエ幼虫には「成虫原基」と呼ばれる成虫の器官の元となる上皮細胞があり、再生能力をもつことが知られている。研究グループは、成虫原基における組織傷害を誘導し、その修復過程を「離れた組織」でサポートする遺伝子を解析する実験系を構築した。
その結果、成虫原基の傷害後において、脂肪体で活発なメチオニン代謝経路が変化して、メチオニンやSアデノシルメチオニン(SAM)の量が減少することがわかった。
さらに、SAMを消費して量を調節する代謝酵素「Gnmt」や、メチオニンからSAMを合成する酵素「Sams」を脂肪体特異的に操作すると成虫原基の組織修復が不完全になることを突き止めた。
脂肪体におけるメチオニン代謝の適切な調節が成虫原基における組織修復に必須であることが示されたという。
(via JST)





















































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