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シーラカンスの胸びれにヒトの筋肉の原型を発見、生物の四肢進化の解明に期待

 シーラカンスの胸びれに、ヒトの腕や足の筋肉の原型を発見したと、アクアマリンふくしまや慶応大、京都大などの研究チームが発表した。生物の四肢の進化の解明につながると期待される。

 シーラカンスは約3億~4億年前のシルル紀やデボン紀から姿をほぼ変えていない「肉鰭魚類」に属する。これまでの研究で、肉鰭魚類の胸びれは四肢の前肢、腹びれは後ろ脚に進化したとされていた。

 研究チームは、2008年に解剖したシーラカンスのひれの筋肉を使い、胸びれの構造を詳しく調べた。

 その結果、ヒトのひじや肩の一つの関節をまたぐ「一関節筋」と、二つの関節をまたぐ「二関節筋」がシーラカンスにも存在することを発見した。

 2つの筋肉は、シーラカンスではひれを「8の字」に動かす役割を果たすが、ヒトでは腕の伸縮や伸ばす方向を制御する役割があるという。

参考:福島民友新聞