角度依存性のない青色の鳥の羽を参考にして、温度など刺激によってさまざまな色に変わる高分子ゲルを名古屋大の関隆広教授らの研究グループが開発した。化学物質のセンサーやペーパー型ディスプレイなどへの応用が期待できるという。
これまでにも環境の変化や刺激でさまざまな構造色を示す高分子ゲルなどのソフトマテリアルはあったが、そのほとんどは角度依存性があった。
研究グループは、「ノドムラサキカザリドリ」の羽の細孔構造を刺激や環境に応じて体積が可逆変化する高分子ゲルに施すことで、角度依存性がなくさまざまな色を示す高分子ゲルを開発した。
(via 財経新聞 名古屋大)