
植物の高温ストレスに対する応答について、初期段階の制御機構を解明したと、東京大の篠崎和子教授らの研究グループが科学誌「The Plannt Cell」で発表した。地球温暖化に対応した、高温ストレス耐性を向上させた作物の開発への応用が期待される。
食物の高温ストレスに対する適応では、マスター転写遺伝子である「HsfA1」が活性化して熱ショックタンパク質(HSP)やさまざまな転写因子の発現が起こることがわかっている。
一方、HsfA1が活性化するメカニズムや、Hsf1の活性化だけで植物中のすべての高温ストレス応答が起こるかどうかはわかっていなかった。
研究グループは、HsfA1内の「リージョン1」と名付けた領域がHsfA1自身の活性を抑制する働きをもつことを明らかにした。リージョン1は通常時はHsfA1の活性を抑えるが、高温ストレス時にはその機能が弱まりHsfA1の活性化につながる。
次にHsfA1と相互作用するタンパク質を探索したところ、タンパク質HSP70がリージョン1に結合し、高温ストレスを与えると結合が減少することも突き止めた。リージョン1とHSP70の結合と解離が、HsfA1の活性を制御すると考えられるという。
また、リージョン1を除いたHsfA1(Δ1)を作るシロイヌナズナを作出して解析したところ、HSPの発現は強く活性化されるが転写因子の発現はほとんど変化しないことがわかった。
転写因子の発現には、HsfA1以外の因子も関与したより厳密な仕組みがあると考えられるとしている。
(via 東京大学)


















































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