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20分でジカウイルス感染が診断できる検査法を開発、ブラジルで実地試験を開始へ

 ジカウイルス感染を迅速に効率的に診断できる検査法を開発し、ブラジルで実地試験を行うと、長崎大が発表した。リオデジャネイロ五輪の開幕あ迫っており、「できるだけ早く実用化したい」としている。

 開発した検査法では、尿や血液に含まれるウイルスの遺伝子を増幅させて調べる。

 従来は1時間半以上かかっていたが、約20分に短縮することに成功した。検査機器は小型で持ち運びもできる。

 実地試験は今月20日から31日までに100人以上の検体を使って行い、検査の精度などを調べる。