紅茶に含まれるポリフェノールの一種「テアフラビン類」に抗ウイルス作用があることを発見したと、静岡県環境衛生科学研究所が発表した。ノロウイルスに効果があり、食中毒防止対策への活用が期待される。
研究グループは、茶の発酵過程で生じるテアフラビン類にウイルス感染力を大幅に抑制する効果があることを発見した。
ヒトノロウイルスの代替ウイルス3種について効果が確認され、ネコの細胞を使った実験ではウイルスの感染力が約千分の1に減ったという。
天然成分であるテアフラビン類は肌にも優しいため、手洗いの消毒薬への活用が期待される。
参考:静岡新聞