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柔らかい動きが可能な子ども型ロボットを開発

アフェット

 関節を柔らかく動かすことができる、子ども型のロボット「アフェット」を開発したと、大阪大の石原尚助教らの研究グループが発表しました。人と親密にふれあうロボットの実現を目指しているという。




 ロボットの名はイタリア語で「愛情」を意味する「Affetto(アフェット)」。

 従来のロボットでは、決められた動作を正確に繰り返すように設計されるために柔軟性には欠けるという。

 一方、アフェットは26個の関節が空気の圧力で動くように設計されており、外から力が加わると関節で力を柔らかく吸収することができる。

 人間のように手足を動かしたり、首をひねったりと自由自在だとのこと。

 今回のアフェット3号機では、初めて脚を備えました。まだ頭部と前腕がありませんが、完成すれば1~2歳児に相当する身長80センチになる予定だという。

 研究グループは、「柔らかく動く関節を、これだけ多く備えた小型ロボットは他にない」としています。

 人型ロボットの分野も発展が目覚ましいですが、アフェットは、より人間に近い柔軟な動きをするロボット開発分野を切り拓いていますね。

参考:毎日新聞