バイオ研究を紹介するネットメディア 5.21 Mon

わずか3ドルの医療用センサーがガムからつくられる

チューインガム

パッチ式や肌着型などさまざまなタイプのセンサーが開発される時代ですが、なんと「チューインガム」を使ったセンサーまでもが作られる時代になりました。新しいタイプのセンサーの利点は、ガムによる「伸縮性」です。

アメリカ化学会が発行する学術誌「Applied Materials & Interfaces」に発表された論文によると、チューインガムとカーボンナノチューブを使って医療用センサー作製することに成功したという。

研究グループは、まずチューインガムを30分間にわたって噛み続けます。その後、十分に噛まれたガムをエタノールに浸してよく洗浄して、そしてカーボンナノチューブをガムに染みこませました。

作製されたガムセンサーは、心臓の拍動や血液の動きなど、非常に小さな体の動きを検出できるセンサーになったそうです。

このセンサーの利点は、人間の肌に貼り付けて体の動きをモニタリングしつづけることができるところです。これはガムのもつ「伸縮性」という特徴が大いに役立っているわけです。

また、ガムは「わずかな湿度」を検出できるそうで、将来的には患者の呼吸を効率よくモニターするのに役立つ可能性があるそうです。

もうひとつ、最も重要な利点があります。それは、このセンサーの価格がたった「3ドル」だという点です。

近年はさまざまなタイプのウェアラブルセンサーが開発されていますが、この「ガムセンサー」も画期的な新しいセンサーとして活用される可能性があります。

(via LIFEHACKER