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鳥は意外と賢いのかも!?「鳥は文法を理解することができる」

 「鳥」は頭が悪いことの例えとして使われることもありますが、実際はそうでもないことが研究で明らかになってきています。オランダの研究グループは、「基本的な文法」を鳥が理解できることを実験で証明しました。

研究グループは、セキセイインコとキンカチョウに対して、ある実験を行いました。

異なる2つの鳥の鳴き声「X」と「Y」を録音して編集し、「XYX」と「XXY」という違う並び順の音声を作りました。

これを鳥に聞かせて、「XYX」と「XXY」に対応するセンサーをくちばしでつつくように訓練します。

次に、別の鳴き声「A」と「B」を使って同じように並び順を変えて、「ABA」と「ABB」を作りました。

これを鳥たちに聞かせたところ、なんと2つの鳴き声の並び順の違いを理解して、「ABA」は「XYX」に対応するセンサーをつつき、「ABB」は「XYY」のセンサーをつついたそうです。

今回の実験結果は、音の違いを理解しただけでなく、音の要素の「前後関係」を把握したことを意味しています。つまり、「文法の基礎」を理解できるというわけです。

鳥については、とくにカラスの賢さが知られています。例えば、カラスは顔で相手を識別することができます。また、「のぞき穴」があると餌を隠すが、ない場合は別のカラスの声が聞こえても隠す行動を取らないなど、状況を的確に判断できます。

「鳥頭」などと揶揄されてしまいますが、本当に鳥は頭が悪いのでしょうか。

最近の研究では、鳥の脳は神経細胞の密度がとても高く、霊長類の2倍、ラットやマウスと比べると2~4倍の神経細胞が詰まっていることがわかっています。

脳のサイズは小さいかも知れないけれど、意外といろいろなことを考えていらっしゃるのかも知れませんね。

Budgerigars and zebra finches differ in how they generalize in an artificial grammar learning experiment

参考:WIRED

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