便の状態から大腸がんの早期発見　美少女ゲーム「うんコレ」を開発

2015年8月30日　バイオニュース／ニュース，

大腸がんを早期発見する「うんコレ」

　美少女キャラクターが便の状態を尋ねるスマートフォン向けのゲーム「うんコレ」を、高知大卒業生の医師らが開発した。２０１６年の無料公開を目指している。「大腸がんの早期発見につなげたい」としている。

　「うんコレ」では、観便（かんべん）の神「カンベンヌ様」が、色や便の硬さ、太さ、血便の有無などを毎日尋ねてくる。それに答えると、美少女キャラたちがパワーアップして敵を倒せるようになる。

　便の状態が悪いと、カンベンヌ様が「これ、おかしいですよ！」「検診に行った方がいいですよ」などと注意を呼びかける。

　現在はソフトの制作段階に入り、スポンサーを募るなど公開の準備を進めている。

　「うんコレ」を発案した石井洋介医師は「ばかばかしいコンテンツに乗せて正しい医療情報が提供できれば、自然に健康をつかみ取れる社会になる」としている。