猛毒キノコ「カエンタケ」の報告例が仙台周辺で相次いでいる

2015年9月6日　バイオニュース／ニュース，

毒キノコ「カエンタケ」の報告相次ぐ

　最も怖い毒キノコのひとつ「カエンタケ」の報告例が数年前から仙台周辺で相次いでいる。触れただけでも皮膚がただれる猛毒キノコで、自治体はチラシを配布するなど注意を呼びかけている。

　カエンタケは、オレンジや赤色で「指」のような形をしており、少量でも食べるとめまいやしびれ、呼吸困難などを引き起こす。死に至ることもある。

　夏から秋にかけて、ブナやコナラなどナラ類の根元に群生する。宮城県内では、仙台市太白区秋保町や青葉区の台原森林公園、川崎町などで数年前から自生している。

　これまでは関西での報告例が多かったが、東北南部でも急激に拡大しているという。