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遺伝子操作で種子に含まれる油脂量を1.7倍に

遺伝子操作で植物油増量

 遺伝子操作で植物の種子に含まれる油脂量を増やすことに成功したと、自然科学研究機構基礎生物学研究所と長浜バイオ大の研究チームが発表した。

 研究チームは、シロイヌナズナで油の合成を促進する遺伝子「WRI1」が活性化する期間を通常より1.5から2倍長くなるようにした。その結果、種子に含まれる油脂量が最大で1.7倍になったという。

 菜種や大豆から取れる植物油はバイオ燃料やバイオプラスチックの原料ともなり、生産効率の向上につながるという。

(via 共同通信