通常の卵よりコレステロールが2割少ない卵「近の鶏卵」を近畿大学と東大阪の町工場が共同開発し、商品化に成功した。脱気水装置を活用した新しい養鶏方法を使ったという。
「マシン・メンテナンス・サービス」から同大の多賀淳准教授が研究依頼を受け、脱気水「エアレスウォーター」の有用性について研究を進めた。
脱気水は、通常含まれる酸素などの期待を除去した水で、高い浸透力や抗酸化作用があるという。また、通常の水道水と比べて油脂の溶解性に優れているという特徴もある。
養鶏の飼育水にエアレスウォーターを使用したところ、鶏の血中LDL(悪玉)コレステロールが低減され、生んだ卵に含まれるコレステロール値が約20%低減されることがわかったという。
(via 近畿大学)