手術中の医師の負担を軽減できる「歩ける椅子」を、千葉大の川平洋准教授と中村亮一両准教授らが開発した。医療現場に限らず、農家や工場などへの応用も検討していくという。
医療現場では、手術が続くと5~6時間にわたって立ちっぱなしになることも珍しくなく、腰痛などに悩まされる医師が多い。
新しく開発した器具は、金属のパーツで足首と膝の角度を固定して、すねと太ももを支えて体重を受ける仕組みで、「アルケリス」と名付けられた。
体を預けると中腰で腰掛けるような姿勢を維持できる。左右が分かれた構造で、装着しながら歩くこともできる。電源が不要のため、装着するだけで使える。
形や素材などをさらに改良して、今夏から販売を開始するという。
(via 千葉日報)