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O157感染で女性が死亡。高崎の老人ホームで

 高崎市保健所は4日、市内の有料老人ホームに入所していた同市の90代女性が腸管出血性大腸菌O157に感染し、3日に亡くなったと発表した。同ホームでは女性のほか、入所者2人も感染したが、現在は快方に向かっている。保健所が感染経路などを調べている。県内でO157の感染患者が死亡したのは2011年以来。7月1日から28日まで、県内で31人が腸管出血性大腸菌に感染している。

 保健所によると、死亡した女性は7月23日に発熱や下痢、血便などの症状がみられ、医師が毎日診察していた。3日に容体が悪化、急性腎不全で亡くなった。

 同ホームで、女性のほかに入所者2人に同じような症状が出て、この医師らが30日、保健所に届け出た。

 県によると、県内でことしに入って腸管出血性大腸菌の感染が確認されたのは45人(7月28日現在)。O157に感染し、県内では2011年8月に前橋市内の80代女性が亡くなっている。
 出典 上毛新聞