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キレイに画像を拡大するワザとは?AIを使ってノイズ除去してくれる無料のウェブサービス

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プレゼン用の資料などを作成していると、画像の大きさを変えて使いたいケースがよくあります。ところが、画像サイズを小さくするのであれば何の問題もありませんが、サイズを大きくしたい場合はどうしても画質が落ちてしまいます。

どうしても画像を大きくしなければならないとき、画質は諦めなければならないのでしょうか。最近の画像処理技術があれば、そうでもないようです。しかも、無料で解決できそうです。

waifu2x」というウェブサービスは、「超解像」と呼ばれる人工知能の技術を用いて画像処理してくれます。深層畳み込みニューラルネットワークによるシステムです。最近流行の深層学習を使ったAIシステムですね。

それではサンプル写真を使って、早速使ってみたいと思います。

waifu2x

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waifu2xのサイトを開くと、一番上にはさまざまな言語がリストされています。13カ国語に対応しているようです。

まずは画像を選択します。画像の種類としては「イラスト」と「写真」の2種類から選択できます。イラストと写真とでは使用するアルゴリズムが異なるようです。

画像を拡大する際に処理する、ノイズ除去の大きさが選択できるようになっています。「なし、低、中、高、最高」の5種類から選べます。

ノイズ除去は画像の中の細部が消えてしまうこともあるため、実際に処理をしてみて自分の画像に最適な除去強度を選ぶとよさそうです。

拡大倍率は1.6倍と2倍から選択できます。実際に2倍の拡大処理をした画像を以下に並べてみます。

今回は写真画像ですので、画像の種類は「写真」を選択しています。また、ノイズ除去の強さは「なし」「中」「最高」の3種類で試してみました。「実行結果を保存」でパソコンに保存したものを掲載します。

original

オリジナルの画像

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2倍に拡大(ノイズ除去「なし」)

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2倍に拡大(ノイズ除去「中」)

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2倍に拡大(ノイズ除去「最高」)

ノイズ除去「なし」の場合は明らかに画像のなかにjpeg特有のノイズが含まれています。

一方、ノイズ除去「最高」の画像では、キレイにノイズが無くなっているものの、肌のシワなども完全に消えてしまっているために少し平面的な写真になってしまっています。

そのため、この画像の場合はノイズ除去「中」あるいは「高」あたりが適しているようですね。

今回は写真を使って試してみましたが、写真の場合は細部の描写が複雑なため、ノイズ処理の強さの設定が比較的難しい傾向はあるようです。その点、イラストの場合はまた違った結果になるかも知れません。


オリジナルの画像が十分に大きければ、それに超したことはありませんが、どうしてもサイズを拡大して使う必要があるケースに直面することもあります。

そんなときに、waifu2xであれば無料で簡単にノイズ除去した画像を入手することができるので、なかなか便利なウェブサービスだと思います。

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