ホンダが、最高速度209キロで走る「芝刈り機」を開発したそうです。当然、このカテゴリ最速でギネスも認定したという。このカテゴリって・・・。
本来はふつうの芝刈り機である「HF2620」を分解して大改造。特製のシャーシを取り付けた上で、ホンダの1,000ccバイク「VTR1000F」のエンジンを載せたという。どうりで速いわけだ。
しかしこの高速芝刈り機、ただ速いだけじゃなく、当然ですが本当に芝刈りができます。芝刈り用の刃のカバーも特別につくったそうです。
この高速芝刈り機、109馬力を誇る1,000ccによって140キロの車体がわずか4秒で時速100kmまで加速されるとのこと。
そして特製カバーに取り付けられた2基の電気モーターによって、鉄製の芝刈り刃が4,000rpmで回転し、芝刈り機としても十分に機能します。さすがに芝を刈るときの時速は24km。時速200kmで走行しながら刃が回転したら・・・これは殺人兵器ですね。
さて、この「HF2620改」の世界記録への挑戦は2014年3月に行われたそうです。タイムトライアルはスペインのテストサーキットで行われ、100mの測定区間を平均時速187.60kmで往復、それまでの世界記録だった141.35kmを破ったそうです。驚くべきことは、このカテゴリ「芝刈り機」でのスピードを競う世界があったということです。
この「HF2620改」を運転したピアズ・ウォード氏は、「ふらつくことも、トラブルが起こることもなかった」と感想を述べており、乗り心地は安定していたといいます。アレ?
そういえばこの「クルマ」、シートベルトないんですか?この小型でシートベルトのない車体で200キロ超で走るなんて、想像できませんね。
動画を見ると、あまりのカッコよさに「芝刈り機」であることを忘れてしまいます。
参考:WIRED