バイオ研究を紹介するネットメディア 5.21 Mon

1日に飲むべきコーヒーの量は遺伝子のタイプで異なる

コーヒーが健康に良い影響を与えるという話をよく耳にする昨今ですが、実は「コーヒー好き」かどうかと関係する遺伝子変異が見つかったという研究結果が報告されています。1日に飲むべき量とも関係する話です。

みなさんはコーヒーを一日に何杯飲んでいますか?最近の研究結果をみてみると、どうやら1日に3杯程度がちょうどよいとする報告が多いような気がします。

しかし、コーヒー好きの度合いは人によってさまざまで、「コーヒーは目覚めの1杯だけ」という人もいれば、仕事中はひっきりなしに飲んでいて1日に5杯以上という人もいます。

コーヒーをどれくらい飲んでいるかについては、単なる食の好みだけではなく、どうやら生理機能に関連する遺伝子のタイプに影響されているようです。

研究グループは、イタリアとオランダのそれぞれ1200人以上を対象とした大規模な調査を実施しています。

1日に何杯のコーヒーを飲むかと、被験者たちのゲノム情報を比較しました。その結果、カフェイン代謝の制御に関連する遺伝子「PDSS2」に変異があるかどうかと関係することがわかりました。

研究グループは、この遺伝子に変異があるとカフェイン代謝の速度が遅くなることと関係すると説明しています。

つまり、逆にこの遺伝子に変異がない場合は、カフェイン代謝が速いために体内からカフェインがすぐに消失され、より多くのコーヒーが欲しくなるということです。

人によってカフェインの代謝速度が違うのであれば、1日に摂取すべきコーヒーの量も人によって違ってくる可能性がありますね。

Non-additive genome-wide association scan reveals a new gene associated with habitual coffee consumption