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脳の特定の神経回路を光で操作する技術を開発

 脳の特定の神経回路に光を当てて高精度で操作する技術を開発したと、京都大と筑波大の研究チームが21日付の英科学誌で発表した。脳機能の解明やパーキンソン病などの治療方開発への応用が期待できるという。

 人間やサルなど霊長類の脳は1千億以上の神経細胞がまとまって回路を形成することで、記憶や判断力、行動や感情のコントロールなど、高次の脳機能を生み出している。

 精神や神経疾患の解明や治療には、複雑な神経回路の中の特定の回路を狙って、その機能を操作する技術が必要とされる。

 京都大霊長類研究所の井上謙一助教は「高次脳機能の解明やパーキンソン病、うつ病の効果的な治療法開発に応用が期待できる」としている。

(via 47NEWS