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涙が出ないタマネギ「スマイルボール」をハウス食品が開発

 包丁で切ったときに涙が出ないタマネギ「スマイルボール」をハウス食品グループが開発し、販売を開始した。涙が出ないため調理が楽で、甘みが強いという。

 スマイルボールは同社の基板技術開発部が独自開発した品種。涙が出る原因となる催涙成分は、タマネギのアミノ酸成分が酵素と反応して発生するが、開発した品種では同酵素が少ない。

 一方で、通常のタマネギと比べて甘みが強く、血液をサラサラにする機能性成分「ケルセチン」なども通常のタマネギと同程度。生食に向いているという。

 伊勢丹新宿店で2個450円でテスト販売を始めたほか、通販会社のオイシックスでも発売した。

(via 日刊工業新聞