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鳥羽水族館でダイオウグソクムシの脱皮を確認、国内ではじめて

 深海生物「ダイオウグゾクムシ」が脱皮する様子を国内で初めて確認したと、三重県鳥羽市の鳥羽水族館が13日に発表した。この生物は脱皮の周期が非常に長いため、世界でも脱皮の姿が見られるのは珍しいという。

 脱皮したのは「ナンバー1」と呼ばれる雄の個体で、2012年から飼育されているダイオウグソクムシ。12日に体を揺する動きを始め、尾ひれ部分にある白色の殻が取れ、赤褐色の皮膚が現れた。

 担当飼育員の森滝丈也さんは「この生物の謎に満ちた習性を明らかにするデータの1つになるのでは」と話している。

(via 中日新聞