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タンパク質を組み合わせて細胞分裂を開始する「スイッチ」を作製

 細胞内の特定のタンパク質を組み合わせて、細胞分裂を開始する「スイッチ」の仕組みを作ることに熊本大の研究グループが成功した。




 細胞が分裂するときは細胞内のタンパク質のリン酸化が生じる。研究グループは、リン酸化を起こす酵素「CDK」やリン酸化を止める酵素「PP2A」など8種類のタンパク質を混ぜて、CDKの活性がある値に達するとリン酸化が始まることを突き止めた。

 分裂前にDNAを細胞内で複製している段階ではCDKの活性が弱いが、CDKの活性が強くなり分裂のスイッチが入ると、逆にPP2Aの活性が弱くなるという。

参考:くまにちコム