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認知症発見、歯科医が一役 患者の変化をチェック

 高齢者の認知症や虐待の早期発見に向け、県歯科医師会と県社会福祉士会が連携する新たな取り組みが始まった。長期にわたって1人を診ることが多い歯科医師は、患者の変化に気付きやすい潜在的な“発見機能”があるという。そこに着目し、歯科医院のスタッフが専用の「連携チェックシート」に記入し、近くの地域包括支援センターの社会福祉士らに相談する。

 チェックシートは「予約日なのに来院しない」「適切な口腔(こうくう)ケアができていない」「表情が乏しく、険しくなった」など16項目。裏面には項目ごとに予測されるリスクが表記されている。歯科医師や受付スタッフ、歯科衛生士が患者の様子を確認し、該当すれば記入する。5月下旬から1年間、県歯会に所属している一部の医院で運用していく。

 出典[静岡新聞]