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タツノオトシゴ“出産”撮影 世界的に貴重な資料

 鳥取県岩美町田後でダイビングスクール「ブルーライン田後」を経営する山崎英治さん(37)が、同町の浦富海岸でタツノオトシゴの雄が腹部の育児嚢(のう)から稚魚を放出する瞬間を撮影した。「世界的にみても希少で貴重な資料」と専門家。狙い始めて約3年。深夜4時間粘った末に捉えた。

タツノオトシゴは、雌が雄の育児嚢に産卵し、稚魚に成育すると放出する。日本のほぼ全域に生息し多くの水族館が飼育するポピュラーな魚だが、山陰海岸学習館(同町牧谷)によると、放出の瞬間を収めた資料は少なく、その方法や時間帯などは詳しく知られていない。

 出典[日本海新聞]