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新たな習慣を確実に身につける大事なポイントは「3つ」

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仕事や健康のため、あるいは「理想の自分」になるために、何か新しい習慣を身につけたいことがあります。しかし、どんなことであれ「習慣化」するというのは簡単なことではありません。習慣化を実践するための方法論はいくつもありますが、結局のところ、途中で挫折せずに達成するために大事なポイントは、3つに集約できるという話です。




例外を認めない

新しい習慣を確実に身につけるため、最も重要なことは「必ず遂行する」ということです。当たり前のことのようですが、結局のところ、確実に継続することが成功につながります。

習慣化は、継続し続けた日数が長くなるほど完成に近づきます。しかし「今日くらいはいいだろう」と、一度でも例外をつくってしまうと、それまで続けてきた努力が無駄になり、また一から始め直すことになります。

結局のところ、新しい習慣が完全に定着するまでは何があっても継続することが、確実に習慣化するための早道になります。

「できること」から始める

例外を認めず、確実に毎日つづけるというのは、やはり最初からはなかなかできることではありません。

そこで、最初は不完全でもいいので「できること」から始めることにします。

例えば、毎朝6時にジョギングをするとします。理想的には毎朝5キロ程度のジョギングをしたいと考えていたとしても、初めは家の周りを一周するだけでもかまいません。もっと言えば、ジョギング用の服装に着替えて「ストレッチをするだけ」でもかまいません。

大事なことは、小さなことでもよいので「必ず行動を起こす」ということです。

すでに身についている習慣に組み込む

次に、どうすれば必ず行動を起こすことができるかを考えます。

これについては、すでに身についている習慣を利用する方法があります。

例えば、毎日30分間だけ「外国語を勉強する」という習慣を身につけるとします。漠然と「勉強しよう」と考えていても、なかなか実行に移すきっかけがつかめません。そこで、もし帰宅後にメールをチェックする習慣があるとすれば、この習慣を利用します。

つまり、「メールチェックが終わったら外国語を勉強する」というように、すでにある習慣に組み込むことで新しい習慣を実行するきっかけを作ってしまうわけです。


習慣化というのは、完成させるには相当の努力が必要なものです。しかし、一度、習慣にしてしまえば何の苦もなく続けられるのも習慣です。

どれくらいの期間つづければ、習慣化することができるのでしょうか。これについては、米国の形成外科医が「21日説」というものを提唱したそうです。

もちろん、個人差もありますし習慣の内容によってもさまざまですが、まずは3週間だけ頑張ってみてはどうでしょうか。つらいのは「初めだけ」。これはどんな習慣にも共通することです。