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歯のエナメル質の「厚さ」を制御する仕組みを解明

 歯のエナメル質の厚さを制御する仕組みを解明したと、東北大の齋藤幹講師や福本敏教授らの研究グループが科学誌「Science Reports」で発表した。歯の再生の実現につながると期待される。

 歯や毛などは、骨形成因子BMPを介した上皮-間葉相互作用によって、器官形成が進行する。

 研究グループは、BMPファミリー分子の1つ「GDF5」が上皮系由来であるエナメル質の形成に関与し、その厚さを制御することを発見した。

 GDF5を用いてエナメル質の形成を促進することで、歯の厚みを制御することが可能になるという。

参考:東北大学