バイオ研究と仕事術を紹介するネットメディア 4.26 Fri

手術中にがん細胞をリアルタイムで確認できるペン型顕微鏡が開発された

手術中にがん細胞をリアルタイムで検出できる「ペン型顕微鏡」が開発されています。切除すべき範囲を正確に確認しながら手術できるようになるそうです。




ワシントン大学の研究チームが開発した「ペン」は、「2軸型共焦点顕微鏡」によって組織の画像を表面下0.5ミリまでとらえることができます。

もし手術中に組織を拡大して、細胞レベルで腫瘍と正常な細胞の区別することができれば、必要以上に組織を傷つけたり、あるいはがん細胞を残してしまう危険性を少なくすることが可能になります。

研究チームはさらに、このペン型顕微鏡を使えば口腔がんの検査で病態部位の組織を採取する必要がなくなるなど、ほかの活用法も提案しています。

(via WIRED